こんにちは、あおパパです。
今回紹介する書籍は、「PLAYING WITH FIRE FIREを目指せ 最強の人生向上術」です。
皆さん、FIREについてはご存じでしょうか?
Financial Independence Retire Early の頭文字を取ったもので、不労所得などで経済的自由(FI)を得て、早期リタイア(RE)を行うことです。自分の自由な時間を得ることは素晴らしいですよね。
私もFIREを目指す一人として、この書籍について自分が感じたこと、参考にしたことなどを紹介していきたいと思います
本のあらすじ
アメリカのコロラド州に住む経済的にも恵まれた夫婦。
ふとしたことがきっかけで、夫のスコットがFIREという思想を知り、衝撃を覚えた。
本当の幸せとは何か?贅沢品に囲まれたこの生活が本当に幸せなのか?
FIREという思想に魅せられて、周囲を巻き込みながら四苦八苦しつつもFIREに向かっていく様が描かれているドキュメントです。
そのほか、FIREを目指している人々への取材から、どんな人がどんな状況でFIREを目指した(FIREを達成した)かも描かれています。
● 夫婦でFIREを目指している。
● FIREを実践中だけど、モチベーションを上げなおしたい。
● FIREに対して具体的な事例が知りたい。
影響を受けた内容
この本を読んで実践した内容や参考にした内容など、特に影響を受けた3つをご紹介します。
「幸せを感じる瞬間」を10個挙げる
奥さんにFIREの素晴らしさを伝えるために四苦八苦していた時に、FIREのエクササイズとして実施したものです。
一週間のうちにどんなことに幸せを感じるか。これをお互いに出し合うことで、贅沢なお金の使い方が実は幸せに直接結びつかないものが多いことが目に見えてわかるのです。
我が家では、妻と小学1年生の娘と3人でこれを実施しました。
そして3人に共通することは、「家族で過ごす時間」であり、「家族で出かけること」であり、「家族で旅行をすること」でした。
個人の趣味ももちろん大切です。幸せな時間に当然個人的な趣味もリストに上がりました。そこは我慢する必要はありません。
ここで大事なのは2つ。
自分が幸せに感じる瞬間を知ること
普段何気なく使っているお金が、実は幸せに結びついていないことに気づくこと
「幸せを感じる瞬間」を10個挙げることで、家族の幸せを知ることができます。是非、実践してみてください。
FIREを理解しない人も多く存在する
本著では、友人との食事でFIREについて熱く語るシーンがあります。
相手は節約志向で、FIREについて絶対に興味を持ってくれると信じて話すが、相手はFIREについて理解を示してくれるどころか、何がいいのか全く分からない。新興宗教のようだといわれてしまいます。
これは自分も同じ気持ちを味わったことがあります。FIREに限らず、お金の話は理解されにくい一面があります。昔から「お金儲けは汚い」のような考えは少なからずあり、FIREを勉強していく中で得た知識を人に伝えようとしてもなかなか伝わらないことは多々ありました。
一生懸命説明して、理解してもらっても、それを実践してくれる人は皆無です。
いいものはいい。それを伝えたいだけなのに、なかなか伝わらないのは辛いことですが、相手が興味があるか、嫌悪感を抱かないか。事前に探りを入れて、興味を持ってくれる人にだけ語り始める。そういう気遣いも必要なのだということを改めて感じました。
「幸せこそが、唯一目指すべきこと」
一つ目の話につながる話になりますが、FIREを進めていく中で、
節約、節制、我慢・・・このようなことが日常になって見失いがちなもの。それが幸せとは何か。です。
FIREするために切り詰めることは必要ですが、生活の満足度を下げては本末転倒です。
FIREの本質は、経済的自由を得て、本当に自分がやりたいことをする。自分が本当に必要なものにお金を使い、不要なものにお金を使わないこと。
幸せなこと、必要なことを我慢してはいけないのです。
自分に必要なものは何かを再度考えて、自由への道を進みましょう。
心に残った一文
最後に本著を読んで一番心に残った一文を紹介します。
洒落た家具にブレンダー、薄型テレビ、50ドルもするワイン・・・。その代償は「お金」ではなく、それを稼ぐために犠牲にした家族の団欒や心の安らぎなのだ。
FIREを知る前には、毎週のように外食をし、ギャンブルや買い物にお金を使うことに抵抗はありませんでした。
FIREを知ってから、少しずつ使うことを減らしていきましたが、幸福度は上がっています。
幸せとは何かをきっちり考え、夫婦で同じ目線で目標を立てられたのが大きいと思います。会話も増えましたしね。
最後に
今回は、「PLAYING WITH FIRE FIREを目指せ 最強の人生向上術」を紹介しました。
FIREを目指している途中で読むのはあまり参考にならないかな?と思いましたが、想像以上に楽しめる内容になっていました。
紹介したい以外にも、FIREを目指す上で役に立つ情報がたくさん書いてあります。
FIREに興味がある人から、実際に目指している人までお勧めしたい本です。