こんにちは、あおパパです。
今回紹介する書籍は、「パラレルインカムのはじめ方」です。
この本は、いつもお世話になっているリベラルアーツ大学の両学長が紹介していた本です。
パラレルインカムは進化版FIREということで、FIREを目指す私としては読まないわけにはいかないと思いました。
どの辺が進化版なのか。FIREの5倍楽というのはどういうことなのか。
パラレルインカムは、望んでいる未来を最速で達成する方法なのかもしれません。
FIREとは、Financial Independence Retire Early の頭文字を取ったもので、不労所得などで経済的自由(FI)を得て、早期リタイア(RE)を行うことです。
本のあらすじ
本著は、ファイナンシャルアカデミー代表の泉正人さんの著書です。
「一度しかない人生を、自分らしく、豊かに、そして自由に生きる。」ということを達成するための方法として、このパラレルインカムを提唱しています。
パラレルインカムとは、「労働取得」と「資産取得」の2本の収入の柱を作ります。
「労働取得」は自分が本当にやりたい仕事。社会的貢献や時間に縛られない働き方です。
「資産取得」は不労所得により生活費を得ること。ここでは不動産を推奨しています。
本著は、実際にパラレルインカムを達成した人の体験談から始まり、FIREとの違いや具体的にどのようにパラレルインカムを実行するかが詳しく紹介されています。
● パラレルインカムについて知りたい人
● FIREよりもっと効率よく経済的自由を達成したい人
● 経済的自由と共にやりたいことを全うしたい人
影響を受けた内容
パラレルインカムとFIREを比較して気づいた点や特に影響を受けた、参考にしたい内容について紹介します。
FIREとの違い
まず何より気になるのは、FIREとの違いでしょう。
私の感覚としては、「サイドFIRE」に近いという感覚でした。
サイドFIREとは、労働取得+不労所得の2本柱で生活する方式です。週3日の労働や一日4時間など、労働時間を減らし、その分の補填として不労所得を使います。
本著で紹介されていたサイドFIREとの違いについて、特に差がある部分を紹介します。
パラレルインカム | サイドFIRE | |
必要期間 | 5~10年 | 5~15年 |
メインの運用方法 | 不動産 | 株式投資 |
必要な資金 | 3000万円 | 5000万円~1億円 |
当然、数字は個人差があるので絶対にこの中に収まるわけではありません。収入が大きい場合はやはり有利に働きますし、生活水準についても異なります。
パラレルインカムの最大のメリットは、不動産を買える状況にあれば達成までの速度が株式投資に比べて圧倒的に早いということです。
では、なぜ不動産が株式投資に比べて有利なのか。その点についてまとめていきます。
なぜ不動産投資なのか
不動産投資が圧倒的に早く不労所得を作れる理由は「銀行からの融資」が可能だからです。
株の場合、リターン4%で考えると100万円の不労所得を得るには2500万円の元手が必要です。
不動産投資の場合、銀行からの融資を受けることで元手を大幅に減らすことが可能です。
2500万円の融資を受け、頭金200万円だとすると、元手は200万円で済みますよね。
株式投資に比べ、資金効率が圧倒的にいいのです。
FIREの5倍楽!?その理由について
FIREの5倍楽!というフレーズには驚きと共に、どういうことだろう?と疑問に思いました。
ここでの「5倍」とは、ROI(投資対効果)の比較です。
投資した資本に対して得られた利益の割合で、「利益÷投資額×100」で計算します。
FIREに習って400万円の不労所得を作ろうとした場合、2000万円の元手で1億円の物件を購入。ROIが20%で達成です。
FIREでは1億円必要なところ2000万円で達成可能なことから、FIREより5倍速く達成できるということですね。
結局、どちらにすればいいの?
個人的な感想になりますが、不動産のデメリットもしっかりと吟味する必要があると感じます。
そもそも、優良物件を手にしないとなかなか理想通りの利益(常に満室)はだせないですし、そのための努力や建物のメンテナンスも必要です。
恐らく管理会社に任せることでその辺の手間は解消できるのかもしれませんが、しっかりとした知識がないと怖いなという印象です。
その点、株式投資は本当に買うだけ。税金も自動で払われるしNISAのような非課税の仕組みもあります。
どちらがいいか。これは「自分に合っているのはどちらか?」で決めればいい。というのが結論と捉えています。
PECDメソッドで効率的に資産を増やす
あれ?PDCAじゃないの?と思う方も多いと思いますが、ここでは「PECDメソッド」です。
ファイナンシャルアカデミーオリジナルということですが、とてもいい考えだと思いました。
PEDCメソッドとは・・・
P:PLAN(計画)
E:EXPERENCE(経験)
C:CONCENTRATION(集中)
D:DIVERSIFICATION(分散)
の頭文字で、資産形成を行うためのメソッドです。
PLAN(計画)
P(計画)では、「現状把握」「目標設定」「達成手段」という3つのアクションを行います。
特に意識するのは、「利回り」です。
いつまでにいくら必要かを考え、毎年何%ずつ自分の資産を増やしていく必要があるかをしっかり把握しましょう。
EXPERIENCE(経験)
E(経験)では、「学び」「実践」「トライ&エラー」という3つのアクションを繰り返します。
資産運用に必要な知識をつけ、実践。成功と失敗を繰り返して自分の得意分野を見つけましょう。
ここではまだお金を増やすフェーズではないため、一つの成功にとらわれずに繰り返すことが大事です。
CONCENTRATION(集中)
C(分散)では、「発見」「構築」「再現」という3つのアクションを回します。
自分の得意分野に資産と時間を集中投資し、目標利回りを得られる方法を構築します。
そして、再現性を高めていくよう改善する。
資産を一気に増やすには、分散より集中することが大事です。
DIVERSIFICATION(分散)
お金が十分に増えたら、分散投資で資産を守ります。ここまでくると、すでにパラレルインカムは達成していますね。
ライフワークを追求する
本著では、よく以下の2つの言葉が出てきます。
ライフワーク : 夢や好きなことを追い求める行動
ライスワーク : 食べていくための仕事
パラレルインカムのゴールは、ライスワークをやめてライフワークを追求すること。
私のライフワークは何だろう?と考えると、家のことをして、友人と過ごして、ブログなど家でできる自分がやりたいことを仕事としてできることかと思います。
こういうスタイルには本当に憧れていて、ブログを始めたのもそこを目指しているから。
本著では、6人のパラレルインカム達成者の生活について紹介されています。
趣味に没頭したり、家族のと時間を過ごしたり、社会貢献を行ったり。皆さんいろいろな生活をされていて、とても参考になりました。
みなさんのライフワークは何でしょうか?一度考えてみてはいかがでしょうか。
心に残った一文
最後に本著を読んで一番心に残った一文を紹介します。
大きなビジネスをやることが正しいとは限りません。自分にとって自由とやりがいを両立できるサイズを見つけることが一番だと思うのです。
大学を卒業して就職した会社にずっと務めていますが、自由とやりがいを両立できる場所ではないと感じています。
ただ、子どもも2人いるのでお金は大事だよ~ってところです。簡単に仕事はやめられません。
でも諦めるのもおかしいですよね。一度きりの人生です。
これからも自分が求めるライフワークに向かって頑張っていきたいと思います。
最後に
今回は「パラレルインカムのはじめ方」を紹介しました。
FIREの考え方として、「早期リタイア」があります。
社会に縛られない生活を送ることには憧れますよね。
でも、この本を読むと、ライフワークの重要性がよくわかります。
FIRE後の生活を改めて考えるいいきっかけになりました。
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