コミュニケーション

【伝わる技術】バナナの魅力を100文字で伝えてください

こんにちは、あおパパです。

今回紹介する書籍は、「バナナの魅力を100文字で伝えてください」です。

発売当初から本屋さんで気になっていて、タイトルや表紙だけで面白そうと思ってしまいました。

「伝え方」をテーマにした本ですが、本の見た目だけで興味が湧くもの。それだけで説得力がでますね。

実際に読んでみると、中身も面白いです。何より、わかりやすい♪

相手に「伝わる」ということがどういうことか。そして、どうすれば身につくか。この本を読めば分かりますよ。

本のあらすじ

本著は、株式会社アスコムの取締役編集局長で、コンサルティングや講演・セミナー講師など幅広く活躍されている柿内尚文さんの著書です。

前著の「パン屋ではおにぎりを売れ」もご存じの方が多いかと思います。

本著では、「伝わる」をテーマに書かれています。

「伝わる」とはどういうことか。「伝わる」仕組み。「伝わる」技術の紹介。そして実践。

大事なのは、「伝える」ではなく「伝わる」ということです。

人に自分の考えが思うように伝わらないと悩んでいる人

「伝える」と「伝わる」の違いが知りたい人

話が伝わらなくて苦手な人が身近にいる人

実践したい3つの方法

この本を読んで特に実践したいと感じた3つの方法について紹介します。

話がつまらない人は「フリ」不足かも

「フリ」と「オチ」は、お笑いの世界でよく聞ききますね。

ただ、お笑いの世界と少し違い、伝え方のフリとオチは「振れ幅を大きくして、より価値を見える化する」ための手法ということだそうです。

フリとオチについて、「ビリギャル」の例が分かりやすかったので紹介します。

<フリ>

 学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げた

<オチ>

 慶応大学に現役合格

これが、「高校時代からずっと成績上位だった優等生が慶応大学に現役合格した話」では驚きはありませんねw

  • 意外性
  • 驚き
  • 新奇性
  • 憧れ

このような要素によって、人は関心や興味が生まれます。

では、「フリ」と「オチ」はどのように作ればよいのでしょうか?

ポイントは「足し算」と「引き算」です。

足し算

足し算とは、オチの価値が高まるようなフリを足してく方法です。

例えば、

①近所にある美味しいラーメン屋さん

食べログ評価が4以上で毎日行列ができている近所の美味しいラーメン屋さん

③食べログの評価が4以上で毎日行列ができていて、麺やスープも全て自家製で店長がこだわり抜いたラーメンを食べられる近所の美味しいラーメン屋さん

どうでしょう。だんだん興味がそそられてきませんか?ラーメン好きの私なら、すぐ行ってしまいますw

もちろん、日常や仕事でも活かすことできます。

資料作成にどれだけ苦労したか。このアイテムを手に入れるためにどれだけ頑張ったか。

少しフリを加えることで、相手が興味を持ったりアピールにも繋がりますね。

引き算

ビリギャルの例が引き算です。他にも、ダイエットや筋トレのビフォーアフターもわかりやすい例ですね。

現状に対して、大きなギャップを「フリ」で見せることで、より現状が強調されると言うことです。

「名前をつける」とスペシャルなものに

みなさんも、名前をつけたものがスペシャルなものになった。と言う経験はあるのではないでしょうか。

ペットもきっとそうですよね。名前をつけて可愛がることで、特別な存在になります。

「伝わる」という観点でのネーミングでは、「頭の中で見える化し、より認識できるようになる。」という点ポイントです。

また、ネーミング次第でその魅力が大きくアップすることもメリットです。

本著の例では、

企画会議 → すごい!新企画を考えちゃおう会議

沖縄旅行 → 沖縄「地グルメ」旅行

なんとなく、楽しい気持ちになりますね♪

他に子供との予定など、普段の生活に取り入れることで何をやるにも楽しんで取り組みそうです。

本著では、「ネーミングの法則」として、11項目を紹介しています。

  • 伝えたい相手の「自分ゴト」になるように
  • 「新しい発見、気づき」と、「共感」を入れる
  • 「キーワード」を入れる
  • 意味がわかりやすく伝わりやすい
  • テンポ&リズムがいい
  • コンパクト
  • 少しベタ
  • 流行りの言葉などとかけあわせる
  • 魅力をまとめてみる
  • たとえる
  • 頭文字などを使って造語にする(GAFAみたいに)

普段の生活を楽しいものにするために、ネーミングを取り入れてみてはいかがでしょうか。

「本能」を言葉にする

名言やベストセラーとなった本のタイトルや帯など、心に響く言葉の多くは「本能を言語化」していることにあります。

この話を見たときに、「ブログやインスタの表紙も、本能に働きかけるような言葉にすれば読みたいと思ってもらえるかも。」と思いました。

では、どのように本能を見つけて言語化すればいいのでしょうか。

答えは、「セルフ問答」です。

セルフ問答とは、自分自身で質問(why)を繰り返すことで、より深い部分を探っていく方法です。

この手法は、仕事で原因分析に用いたりしますね。

また、セルフ問答によって深掘りした内容を言語化するには、かけあわせ法やずらす法などの「考える技術」が有効です。

詳細は、前著「パン屋ではおにぎりを売れ」で紹介されているそうなので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょう。(私も読んでみようと思っています。)

心に残った一文

最後に本著を読んで一番心に残った一文を紹介します。

そもそも人は、人のことがわからない。

自分が伝えたいことが、相手にそのまま届くことは基本的にないそうです。

だからこそ、「伝わる」技術を身に付けることが必要なんでしょうね。

「あー、何でわかってくれないんだろう。」と悩んだときには、「こうしたら伝わるんじゃないか?」という思考の切り替えが大切なんだと感じました。

最後に

今回は、「バナナの魅力を100文字で伝えてください」を紹介しました。

職場でも家庭でも友人関係でも人に何かを伝える場面は毎日あります。

その中で、上手に相手に「伝わる」言い方ができれば、生活が本当に楽になりますよね。

私もこの本の内容を実践して、「伝わる」言葉で周りに接していきたいと思います。

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